忙しくてもブログを書き続ける方法

毎日ブログを続けようと思っても、仕事や家事に追われてなかなか継続できないという人は意外と多いはず。本来、ブログを書くという行為には相当なエネルギーを必要とする。取り留めのない自分だけの日記ならともかく、「向こう側」を意識した記事を書こうと思えば、エントリーの情報に対して正確さが求められるし、そこに考察でも加えようものなら、アウトプットした内容の何倍ものインプット量が必要になる。これを実行するにはかなりのエネルギーが要する。
それなりのクオリティを持ったブログを書き続けるということは、大げさに言えば大学で一週間かけて出すレポートの課題を、毎日提出するようなものだ。しかも、他の仕事や家事を行いながら限られた時間で書くとなれば、それは従来の私自身が大学で書いていたレポートとは根本的に異なった手法をとらなければ、毎日ブログを続けることは困難だ。
私自身、社会人になり段々と忙しくなる中、いかにして効率よくエントリーが書けるかを日々模索する毎日である。
そんな中、日本マクドナルドCEOである原田氏のインタビューがビジネス雑誌「THE21」に掲載されていた。お題は「カリスマのスピード仕事術」。そこにブロガーにも役に立つスピード&効率アップのヒントがあったので、それを元に自分なりに「ブログエントリーのスピードアップ術」を考えてみた。

ネタ探し(リサーチ)⇒決定⇒アウトプットでは時間がかかる

「さぁ、ブログを書こう」と作業を始めたとき、ネタ探しのために本を読んだり、ネットサーフィンで情報収集をしていると、インプットだけで相当な時間がかかってしまう。特にタイムリミットを設定していなければ、いつの間にか二時間、三時間が過ぎていた、なんてこともあるだろう。これでは時間がかかり過ぎてとてもじゃないがアウトプットが間に合わない。

テーマ設定(仮説)⇒検証のためのリサーチ⇒アプトプットで短縮

インプットの時間を短縮するにはまずテーマを先に設定してしまうことだ。テーマを設定したら、仮説としておおよその内容を頭の中で構築し、それを軸にリサーチを始める。この後にアプトプットという流れに持ってくれば、インプットの時間はだいぶ短縮できる。

ネタは日々メモにストック

とはいえ、テーマ(ネタ)は日々インプットされる情報から生み出されるものだ。パソコンの前に座っていきなりテーマが思いつく人はいない。思いついたとすれば、それは以前から頭の中にストックしてあったネタを思い出しただけだ。
ネタを尽きさせないためには、日常生活を送るうえでも常にアンテナをはりつづけ、それをメモなどにストックする作業が必要になる。例えば休日にどこかへ出かけたとき、好きな本を読んでいるとき、テレビを見ているとき、「あ、これはネタになりそう」と思ったらすかさずストックする。そうすれば、時間がないときでもネタ帳を開いて、すぐに「テーマ設定→検証→アプトプット」の作業に移ることができる。

専門性を深めるにはネタ探しのためのインプットも必要

ここまでは、時間がない中でブログを書き続けるための方法を書いたが、自分の専門性を生かしたエントリーを書くには「ネタ探し」の時間も必要である。
日々、我々が受動的に目にする情報というのは、良くも悪くも一般的な情報である。一般的な情報だけではエントリーの深さは生まれない。やはり、それなりの考察が可能な自分の専門性を生かした「旬なネタ」を提供するには、その分野に対する能動的かつ広範囲なリサーチも必要だ。それによって、世の中でまだあまり話題になっていないニッチな情報の提供や、自分自身の新たな発見が生まれるのである。

余談 原田氏にとっての「仕事の速い人」

原田氏にとって「仕事のできる人」を一言で表すと「机の上がきれいな人」だった。
う〜ん、今のところはクリアできているかなぁ。これは要するに「机の上がきれいな人→情報が整理できている→情報をすばやく引き出せる→スピードが速い」ということなのだろう。
でも、どんなに部屋が汚くても何がどこにあるかわかってる人っているよね。逆に整理しちゃうとどこにしまったか忘れる人とか・・・。