遅ればせながら話題のTwitterを使ってみた。

「What are you doing?」でつながるコミュニケーション


もうかれこれ去年の末くらいから海外を中心に盛り上がり始め、今や日本のブロガーの間でも話題を集めている「twitter」なるサービスを使ってみた。
一応簡単に説明するとこのサービスは「What are you doing?」をキーワードに自分の今していることを一行程度で書き込むと、友達登録した相手に知らせる事ができ、同様に相手が今何をしているのかを知ることが出来るという、ゆる〜いつながりを提供するサービス。言うなればチャットとSNSを組み合わせたようなサービスだ。
というか、チャットやモバゲーで交わされている一言日記と何が違うのだろう?というのが最初の印象だが、Twitter.comのPVは今年に入ってから爆発的に伸びている。(グラフ参照)
←見事キャズムを突破していますね。もともと利用者が増えればPVが伸びやすいサービスではありますが。

考察「人気の秘密は徹底したお手軽さ」

うーん、このサービスはどういった層に受けているのだろうか?ただ間違いないのは、自分もかつてそうだったように中高生が特に大きな意味も用件もないのに携帯で何度も通信を交わすのと同じような心理が働いているということだ。これは特に相手に何かメッセージを伝えようとするものではなく、ただつながり感を感じることに意味がある。よってそこではメッセージの質は問題ではなく、量が重要な要素をしめる。
依然読んだ「ケータイを持ったサル」(著:正高 信男)には、 このような行動を「群れで生活するサルが身の安全や安心感を確保するために常に仲間と声で通信し合っている様子」に例えていたと記憶している。
ともかくサル云々の話はともかく、人間は本能的にそういったリアルタイムでのつながり感を求める願望は少なからず存在する。
日本に限っていうと、若者は携帯やモバイルSNSといったツールがそれを可能にしているはずだから、わざわざTwitterのようなサービスを利用し始めるとは考えにくい。しかし普段PCを駆使してブログやSNSに長文の日記や記事を書いている日本のブロガーにとっては、このようなお手軽サービスは逆に新鮮に感じてしまうのではないだろうか?(というか自分も新鮮に感じた)
あともうひとつ、このTWitterの特徴として友達登録のハードルが非常に低い。何しろaddをクリックすれば一方的に友人一覧に登録することができる。私も使い始めたその日に知らない人からaddされたのでびっくりしたが、次の日には自分も同じ事をやっていた。
会話もお手軽なら、友人登録もお手軽。この手軽さがTwitterの人気のひとつであることは間違いない。

英会話の練習にいかがだろう?

少し使い続けて思ったのが「簡単な英語のトレーニングになるかも?」。
何しろ入力する言葉は一行程度である。「腹減った」とか「今帰った」とか「今日は調子が良い」などの英会話なら中学生レベルでもできる。英語が大の苦手の自分でも、ストレスを感じずに楽しみながら英語圏の人たちとコミュニケーションがとれるサービスはなかなかない。