世界で流通するメールの半分は迷惑メール

スパムとIMの影響でメールの地位が低下――IDC調べ
 2007年、世界で1日に送受信される電子メールは平均970億通だが、うち400億通以上はスパムメールになる可能性がある――米調査会社IDCが4月9日、調査報告書をまとめた。
 IDCによると2007年は、通常のメール数をスパムが上回る初めての年になる見通しという。(後略)−IT Media News

そういえば最近迷惑メールが多くなってきたような気がします。私の場合プライベートはヤフーのウェブメールを使っているのですが、一時期絶大な効果を発揮していた「迷惑メールフィルタープラス」というフィルタリングの効果が薄れてきています。95パーセントははじけても残りの5パーセントが普通のメールに混ざってしまうから必ず毎日数通はスパムが手元に届く状態。
たった数通でも「確認しなきゃ」と思って開いたフォルダにスパムしか入ってなかったら萎えますよ。

こうしたスパムの急増と、インスタントメッセージング(IM)やVoIPの普及により、特に若者層の間では電子メールの使用頻度が低下する可能性が高い、とIDCは分析している

Eメールを使わなくなるとまだまだ不便な事が多いのですぐに使わなくなることはないと思いますが、確かに使用頻度は減ってきてるような気がします。というより、Eメールでのインプット量は変わらなくても、アウトプットに異なる手段を用いるようになったと言ったほうが正確かもしれません。
例えば友達へのちょっとした連絡にはSNSのIMを使う機会が多くなったと思います。これは私に限ったわけではなく多くの若者も同じような傾向が見て取れるのではないでしょうか?
しかしスパムメールの増加によって利用者が離れていく様子を見ていると、まるでウイルスや細菌がどんどん増殖するだけして、最悪宿主まで死に至らしめてしまう様を連想してしまいます。スパムを流す側にメリットがある限り今後も増加傾向は変わらないでしょう。これを食い止めるには世界中が団結して厳しい法整備に取り組んだり、超強力なフィルタリング技術を開発したり、フリーメールを規制したりするしかないでしょうね。
もはや古い技術と見られがちなEメールにだって特有の利便性も必ず存在するのだから、なんとか廃れずに進化していってほしいものです。