有名企業の環境への取り組み(ITなエコ)

昨日は映画『不都合な真実』についえレビューを書いたが、今日はその流れで日本企業の環境に対する取り組み、特にITを関連したエコをリサーチしてみた。

グリーン電力証書システム」を利用し、はてなの稼動に必要なサーバーの電力をすべて風力発電によってまかなおうというもの。「グリーン電力承認システム」とは風力、水力、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力を、 電力証書と言う形で企業などが買うことで発電を委託することができるシステム。ちなみにはてなの電力は稚内市水道事業風力発電所(北海道稚内市)から来てるようだ。
いつも利用してたはてなのサーバーがグリーン電力で動いているとは知らなかった。

このサイトからワンクリックするだけで募金ができるというシステム。2005年6月15日から2007年4月現在総額で900万円ほどが寄付されたようだ。これらの寄付は国土緑化推進機構 「緑の募金」や滋賀県琵琶湖森林づくり基金に利用されている。
ワンクリック募金システムは比較的早くからいくつかの企業が採用しており、以下のサイトではそういった企業のワンクリック募金のリンクを一括して見ることが出来る。
「クリックで救える命がある」→http://www.dff.jp/

オフィスに導入される太陽光発電としては世界最大規模だという。そういえばこの前見たNHKスペシャルGoogle特集でも、グーグルオフィスの屋根に取り付けられた巨大な太陽光発電パネルが空から映し出す映像が流れていた。この調子でいくと将来的にはオフィスの何倍もの電力を消費するデータセンターも太陽光システムを導入しそうな勢いだ。

NECではソリューション、エコプロダクツ、リサイクルの三本柱で環境への取り組みを行っている。特筆すべきなのは携帯電話に使われるプラスチックの原材料を植物から作り出したことだ。(ケナフ繊維バイオ強化プラスチック)これにより、廃棄された携帯電話を土に返すことができるばかりか、栽培の過程で大量のCo2を吸収することができる。非常に効率的なエコシステムといえる。


以上、ITが関わるエコプロジェクトをいくつか紹介した。
このほかにも日本で有名な多くの企業が自社内でエコプロジェクトを行っている。日本は世界でもエコに対する意識レベルは高いように感じる。そして時代を担う若い企業がエコに高い関心を持っていることも見逃せない。
ITはエコと相性が良いと感じる。例えば従来なら紙媒体しかなかった文書が、現在ではITの力で相当数削減出来ていることひとつ取っても明らかである。自分もこれからIT業界に関わる者として、何かできないか考えたいものである。