自分専用のヴァーチャル本棚「Booklog(ブクログ)」

ネット上に開設できる自分専用の書庫

Amazon等で本を探しているとき、
「あ、この本すぐには買わないけど、どこかにメモっておきたいな〜。」

と思ったことはないだろうか?あるいは、
「本屋で物色中しながら題名を紙にリストアップしておいたはいいけど、どんな本だったか忘れてしまった。」

という経験をしている人は結構多いのではないだろうか?
そんなときに便利なのが「Booklog(ブクログ)」というWEB本棚構築サービスである。このサービスは会員登録する事でWEB上に自分専用の書庫を構築できるサービスであるが、特徴的なのは実際に本を登録すると、バーチャル画像で描かれた本棚に、登録した本が追加され、可視化できるところである。これにより、利用者は実際に本を買っていなくても持っているような気分になり所有欲を満たせる。本棚の表示方法は、表紙側を上にする「表紙ビュー」、側面の背表紙を上にする「背表紙ビュー」、題名と著者・出版社などを表示する「リストビュー」の三種類あり、リストアップした本の量や知りたい情報に応じて適時切り替えることができる。このため、自分で登録した本がどんな内容でどんな外見だったを忘れることもなくなるだろう。
本の追加は、本の裏表紙などに記載されているISBN・ASIN番号を入力するだけで簡単に登録できる。本で直接番号をメモるのも良いし、Amazonの書籍情報のISBN番号をコピ&ペーストで貼り付けるのも楽である。また、Booklog内に書籍検索からも追加可能だ。
kazundoのBooklog

専門書に特化で強力なアソシエイト店舗も可能?

Booklogは上記のような個人的な使い方でも十分利用価値があるが、アソシエイト機能を使って小遣い収入を得ることが出来るのも大きな特徴である。アマゾンとのアソシエイト契約の証である「アソシエイトID」を取得さえしていれば、機能設定から登録する事ですぐにアソシエイト書店を開設すること可能だ。
例えばあなたがある分野に特化した知識があるなら、それに関連する専門書を集めたバーチャル本棚を作ると効果が高いと思われる。また、「今話題の本」を定期的に更新した本棚や、笑える本などを集めた本棚などを充実させておけば、「このジャンルの本を探したければKさんの本棚がいい」といったことが口コミで広まり、一気にアソシエイト収入が集まるかもしれない。

このサービスはまだβ版ということで、毎回新規ウィンドウが開いてしまうなどページ遷移やユーザーインターフェースにはまだまだ改善すべき点は見られるものの、2006年には「Amazonアソシエイト大賞」を受賞するなど、サービスの実用性と画期的発想は、今後の発展を期待させられるものがある。(最近は少し開発スピードが鈍化しているようなのが気になるが・・・)